2016年9月27日火曜日

お日様とともに、お日様のように

昨年の秋から構想のはじまった
今回の舞台。


長い支度の期間を経て、
現実となって毎日を過ごせていることに
毎朝、感謝をしながら寝床からでてきております。

隣で寝ているファイヤー・ダンサーの恵美子さんが
先に起きていて、からだをのびのび伸ばしている。
それにつられて、私ものびのび。
                                                                    
その後、私も起きて、家の中や外をうろうろしていると、
”本日の空”のもと、
トルコから来たEnginさんが、
やっぱりからだをのばしているのをみつけます。

                                  
                            














台所ではイタリアから来たNiclaさんか
カナダ人でタイ在住のJohnnyさんが、
台所で朝いちばんのコーヒーを入れています。


そして、アフリカ・ブルキナファソ生まれで、
先月に子どもが生まれたばかりのBoyama・Dahさんは、
パソコンを開いて、たぶん家族にメッセージを送っています。


かと思うと、徳島から来たファイヤー・ダンサーのすーさんが
お世話になっている私たちの滞在先の大家さんの畑から
えごまの葉や実、アスパラなどなどをおすそ分けしてもらってくる。



なんだかすっかりとお馴染みになってきた、朝のひと場面です。
                                                                  
私は、昔から、朝をともに迎えることができる ひとって、
自分にとって、特別な存在にあてはまるな~と思ってきました。
                                 
        
朝を一緒に迎える相手というのは、おおかた

家族 
恋人
本当に親しい友だち(呑んだくれてしまうとか笑)
                                    

なのではないでしょうか?
   
                                













一緒に創作するまでは、
全く別の空のもと、
いまとはちがう、それぞれの朝を迎えていた私たち。


家族のような、親しい友になりながらも、
創作現場では、毎日、互いにチェックしあいながら
新しい流れを生み出しています。

                   
時には、決まっていたことを、新しくすることで、
笑いが沸き起こる名シーンにつながったり、
なんだか同じような手法にはまったり、様々です。

           
ただ、たとえ誰かの失敗があっても、welcome状態で
「もう一回!」「one more time!」「おかわり!」
の声が上がります。
そして、もう一度 トライ。                           

















本当に一人ひとり タフで、
持ち味 も ひきだし も たくさんのメンバーです。



山を越え、海を越え、
いまここ、日本でともに 創作活動ができる奇跡。

                                                                                      
いろんな国の お日様がみえるような
そんな舞台が 出来上がってきている気がしてます。
舞台を観ていただいた あらゆるお客様が、
なんだかいのちの そっこから、
ぽかぽか あったかになることを想いつつ、また朝を待ちます。




          












(千葉瑠依子)