2016年9月23日金曜日

「間」

徳島県から来た廣川進ことsuです。




滞在しているこの西和賀町は大変な豪雪地帯らしいのですがそれを生き抜く人々の逞しさや知恵が感じられる自然豊かな土地です。

創作も合宿も地元の方との交流も楽しいのですが山の中のお家と家族が恋しいです。
四人の子供たち。特に娘に会いたい!



生業のファイヤーダンスでは1ヶ月以上の長期間にわたる、そして繊細な演出の入る創作経験は今までに無かったので
新鮮な経
験に心身が驚きと喜びに満ちています。
















「間」。


空間。呼吸。距離感。タイミング。全体のバランス。
動作と動作、
せりふとせりふなどのあいだの時間的間隔。無言の時間。みたいな事でしょうか。日常生活でも大切にされ自然と振る舞っていますが、舞台ではこの「間」がとても重要視されます。

少しの「間」
の違いでせりふや動作やシーンの印象が全く違うものに感じられます。
今回の舞台の出演者は9カ国、日本各地から参加しています。
文化も舞台経験も全く違う出演者達がその一瞬に自然と醸し出す「
間」。それに影響しているその生い立ちや日常の習慣などを思うと、それぞれが特別で味わい深いダンスでドラマです。















そしてその「間」達を膨らませたり縮ませたり、
形にはめたり外したり。監督し、時に傍観し調和させて作品を紡ぎ出してゆく演出自体もまたダンスでドラマです。

この創作に参加でき本当に幸せです。
良く思うことですが自分の立つステージを客席に座って観たい。今回の舞台は特に観てみたいです。
お客さんが羨ましい~!
(廣川進)