2016年10月6日木曜日

素のまま

3日間にわたる銀河ホールでの稽古が終わりました!
ホールの職員さんに今回西和賀でのレジデンスを受け入れてくださった森さんもいらっしゃったので、公開稽古のアナウンスもしていただき、毎日複数名のお客様にお越しいただきました。
やはりオーディエンスがいるとみんなのパフォーマンスもちょっと違って見えました。
そして何より、ほとんど止めないランスルーを、今回初めて行ったので、今まで気づかなかった全体のつながりや雰囲気なども感じる機会となり、本当に充実した稽古になったと思います。

その観ていただいた方からの感想や、実際自分が全編通してみて、改めて感じたことは、本当にこの舞台はアンサンブルだなあということです。
10何人出演者がいて、それぞれがきちんと自立していて、なおかつ調和している感じ。
このアンサンブルは5年前の『春風のなか、ちいさな街』とも違うし、この間の『飯田茂実の世界』とも違う気がします。

私は、『飯田茂実の世界』のあと、正直なところ本当にいろいろ思い、今回公演をどうしようか悩んだ時期もありました。
何度も飯田さんとやりとりをし、いろんな方の話を聞き、どうにか9月の稽古に出ることができました。
この選択は本当に良かったと感じています。
この作品の構成の一部に存在できていること、あの濃密なアンサンブルの中に存在できていること、この時間を今、ここで過せていることは、幸せなことだと、心から思っています。

もうまもなく東京公演が始まります。
多分作品は全然キメキメじゃないです。
ゆるいし、よわい。
私は結構強い部分もあるなと思っていますが、、
実はものすごく細かく深く稽古をしています。
本当にまだまだ、どうなるか分かりません。
どうぞお楽しみにしていてください!


あと今回この合宿で思っていることは、
こんなに普段と稽古の境目をなくすことってできるんだな、
ということです(笑)
台所は常にダンスフロア。
今日もマドンナの曲に合わせてビール片手にダンスパーティでした。
西和賀の銀河高原ビールが美味しいです。

(村岡佳奈)