2016年10月12日水曜日

東京入り。劇場入り!

今日はついに
全メンバー東京へ!

お世話になった西和賀とも
少しの間、お別れです。


早起きをして
旅支度を済ませて
ほっとゆだ駅~北上駅~東京へ。

修学旅行のように
みんなはぐれないように
大所帯で大移動です。

新幹線はとても早くて
あっという間に
自然豊かな村から
大都会東京に着きました。


そしてついに劇場入り。
シアターxカイへ。

数々の奇跡の舞台を生み出した
歴史ある劇場だそうです。


前日から、技術スタッフの方々が
何時間もかけて
ステージを作っていてくださったのですが
実際に座席に座ってみると
低い位置が全く見えないという問題が発生。

届けたいものを
届けられる形にするには
ステージ全体を
一段高くする必要がどうしてもある。。。

しかしそれは
一度作ったステージをバラして
また作り替えるという
とても時間と手間のかかる作業で
翌日からのスケジュールに
食い込むことは確実でした。

それでも
飯田さんをはじめ
スタッフのみなさま一同
ステージの作り直しを決意。
出演メンバーも
ステージでの稽古が減ることを覚悟しました。

技術スタッフの方々に
ステージをお任せし
飯田さんと出演メンバーで
劇場のロビーに出て
ミーティングをしていると
突然、劇場内から「わっ」と
声が上がりました。

劇場に入ってみると
なんと!なんと!

そこには
一段高くなった
理想の形のステージが!!

翌日までかかると言われていた作業が
まるでマジックのように
ものの数分で成されてしまいました。

技術スタッフの方々は
とても難しい作業を
チカラを合わせて
奇跡的にやってのけたようです。
プロ魂を感じずにはいられませんでした。

おかげで私たちは
その日から
ほぼ予定どおりに
ステージで稽古を始めることができました。

東京でのサポートメンバーの
たなそえご飯もいただき
たくさんのお力添えが
本当にありがたかったです。


劇場では
慣れ親しんだシーンに
音響と照明、そして場のチカラが加わり
全く違うものとして目に映りました。


そして目の前には
ずらりと並んだ客席。

そこに並ぶ
たくさんのお客さまの顔を
思い描きます。


ひとつひとつのシーンで
いらしていただいたお客さまと
どう交流したいか。
何を届けたいか。
何を共有したいか。

この劇場から、この世界に
何を拡げたいのか??

私たちは
何をしに、ここに集まったのか??

丁寧に、丁寧に。
思い描いていきました。



そして
それぞれのシーンについて
出演者同士で
想いを擦り合わせる時間を持ちました。


形だけでは
決して作品は完成しません。

響き合う相手がいるから。
そこに想いがあるから。

全てが揃って
完成するのだということを
もう一度
自分自身のなかに落とし込みます。



明日から、もう少しの間
真剣勝負は続きます。

みんなで
この舞台を完成させるために。。。



みなさまにお会いできるのを
楽しみにしております◎



(渡部恵美子)