2016年10月10日月曜日

大切なみちのり

岩手はかなり寒くなってきました。


寒くなるとともに、
みんなそれぞれにいろんな想いが溢れ出し、
それを共有する時間が最初に比べてかなり増えました。


最近はとっても寒いのでよく温泉に行くのですが、
女子風呂は特に?温泉でも感情のシェアで盛り上がっています。


シェアしてどうこう言ってもらいたいわけじゃなくて、ただシェアしたい。
気持ちを分かち合うだけで、
ひとりぼっちではなくなるのはなぜでしょう。


人はみんな、敏感になったり、炎症したり、排泄したり、それでまた緩んだりを繰り返しているように思います。


ここでは、
誰かが悲しんでいたら、そっと誰かが寄り添ったり、
みんなそういう時期があることを知っているから素直に自分の感情に従って叫びたいときは叫び、泣きたいときには泣いています。

とても暖かい空間です。


そして、そういう風に
日ごろ"いのち"のままに過ごしている事が、ダイレクトに舞台に出るのを感じています。


今日もまたあるシーンのことで、
たくさん話し合いをしました。

創り始めてから、なんどもなんども話し合いを重ねているシーン。

みんなで

自分がまず楽しめて、
みんなで楽しめて、
お客さんにも楽しんでもらう。

というところを目指しているのですが、

そのバランスがなかなか難しく、

いや、実はとてもシンプルにいくと思うのですが、それぞれに主張したいことがあり、それぞれにアイデアがあり、それぞれに疑問があり、

こういうときの意思疎通はかなり難しくなるのです。
国の違い、言語の違い、をハッキリと感じれます。


それぞれにアイデアはあるけれど、
最後は"必要性"というところに着目しました。

必要なことはなにか。

そこに戻った結果、
最もシンプルで自らでも、みんなででも楽しめるシーンにより近づいたと思います。


日毎に、何か起こるごとに、
自分の中で変化があるごとに、
進化・成長していく作品。

私自身、本番どんな風な作品になるのかとても楽しみです。


そして今踏んでいるプロセスは、
舞台創作においてだけ言えることではなくて、
この舞台が終わったあと、
日常でどんどん腑に落ちていくんだろうなぁとも思っています。


いろんなことを感じに来てください♪

お楽しみに♡

山田麻悠子