2016年10月5日水曜日

渡り鳥の隊列〜♪銀河ホール稽古2日目〜


休憩時間に散歩しながら、ふと、空を見上げると、
渡り鳥の群れが隊を組んで飛んでいました。
                                       

それを見て、約ひと月前に、グループに分かれて創作した踊りの発表後、
ジョニーさんかベルントさんが話していたことをまさに感じました。
「一羽一羽がそれぞれに気流に乗りながら、
お互いを意識して感じて見事な連携プレーで飛んでいく」
                                           

舞台での私たちはまさにそんな感じ。
                                       

そして日常生活でも同じようなことをしていることがあるんでしょうね。
海外の人が半数を締める今回の作品では、
言葉ではないところで伝わってくることがたくさんあります。
きっとそれは、観に来てくださる方にも伝わると感じています。
















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さてさて、今日も昨日に引き続き、
西和賀にある「銀河ホール」附属の多目的ホール『Uホール』での稽古でした。

今回の公演の舞台監督さんと音響さん、
そして稽古の噂を聞いた地元の方などが稽古に立ち会ってくださり、通し稽古を2回しました。


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銀河ホールは、日本で最初に駅中温泉ができた
「ほっとゆだ駅」から徒歩5分ほどのろころにあります。
                                       

ということで、稽古前や空き時間などに身体を温めに行ったところ、
地元の方から「学生演劇の方?」と、声をかけられました。
                                              
 

滞在中のここ岩手県の西和賀町は

「古くから温泉や鉱山で栄え、独自の町民気風と文化を育ててきた町。
各種芸能が盛んで、とりわけ演劇は長い歴史を持っている」

のだそうで、銀河ホールはその証のような建物です。
                                              














野外には湖畔に面したステージもあります。
足踏みするとその反響音がとても面白かったです♪
                                         

と、そんな歴史があるからか、行く先々でお会いするかたが、
「銀河ホールでやらないの?」とおっしゃってくださいます。
                                           

今回は東京と仙台公演だけですが、
こんな風に言ってくださるみなさんの気持ちがチカラになって、
作品は刻々とバージョンアップしています。


この町の方にも観ていただけたらいいな。
稽古見学自由ですよ〜。



風雨が激しいです。みなさまが無事でありますように。
この後にはきっと天晴れな青空が臨めるでしょう。


(坂東恭子)