東風組 創作合宿、公演を終えて
阿賀町に帰ってきて
はや2週間。
2ヶ月を共に過ごした
地球家族のみんなは
ほぼ全員が家路につき
またそれぞれの暮らしを
始めているみたいです。
私も、いつもの日常に
ホッとしつつ
この2ヶ月で得たことを
どう次に繋いでゆこうかと
あれこれと
想いを馳せています。
この2ヶ月は
私にとって
大きな挑戦でした。
団体行動が苦手だった私が
ずーっと同じメンバーとの
集団生活です。
しかもメンバーは9ヵ国から。
価値観、習慣、言語が違うし
感覚的にアリかナシかも
いちいち違います。
そんな人たちと
お互いに調和を生んでいく日々。
そして
舞台のために
未来のために
チカラを合わせて工夫する日々。
そのためには
古い自分を脱ぎ捨てる必要があったりして
そりゃ炎症も起きれば
排泄もしました。
しんどい時期も
それぞれにありましたが
みんなで
支え合い、補い合い
ときに話し合ったりして
氣付けば、みんな
わざわざ日本に来てまで
わざわざ家族と離れてまで
「自分がやりにきたこと」を
全身でやっていました。
そして一人残らず
かけがえの無い人になりました。
私たちは
正直になることで
自分自身を学び
歩み寄ることで
他人を学び
大きな経めぐりから
イノチを学んでいました。
メンバーたちや
サポーターたちが
経めぐりながら
一皮も二皮も剥けていくのを
この目で見ました。
人がチカラをひらいて
変わっていく過程を
こんなにも間近で
感じさせてもらい
人で溢れているこの世界に
希望を感じることができました。
私たち、人は
あらゆるイノチと関わっているから。
人が変われば
世界が変わると思うのです。
この舞台のなかで
私たちメンバーの想いと
観客の方々の想いに
どんな変化があったのか
全てを知ることはできませんが
あのときに生まれていた
たくさんのキラキラしたものが
あちこちで動き出していくように思います。
この舞台を通して
信じられるものが
たくさんできました。
ここからがまたスタートです。
想いがあれば、何かが伝わる。
工夫すれば、もっと伝わる!
これからの末広がりな流れが
楽しみです。
最後に
関わってくださった全ての方へ
本当にありがとうございました!!
(渡部恵美子)